東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下落

市場概況
 11日の東京外国為替市場でドル円は下落。12時時点では140.62円とニューヨーク市場の終値(141.31円)と比べて69銭程度のドル安水準だった。東京仲値のフローをこなした後は失速感が強まった。時間外取引の米10年債利回りは4%台で戻りに頭打ち感が生じてドルが軟化。日経平均株価の上昇幅縮小による円買い方向への傾斜もあり、海外短期筋が背景と思われる動きで6月16日以来の141円割れを仕掛ける展開となった。140.62円まで下値を広げている。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.1018ドルとニューヨーク市場の終値(1.1001ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の戻りの鈍さをにらんだドル軟化を手掛かりにユーロ高・ドル安推移。1.1020ドルと、目先の節目だった6月22日高値1.1012ドルを上抜け5月8日以来、約2カ月ぶりの高値をつけた。

 ユーロ円は円買い優位。12時時点では154.94円とニューヨーク市場の終値(155.47円)と比べて53銭程度のユーロ安水準だった。この時間帯はドル円の円高推移が大きく影響。154.94円と、6月21日以来の155円割れとなった。ユーロドルのじり高に追随できなかった。ポンド円が181.01円、豪ドル円が94.02円、NZドル円が87.48円まで下落するなど、他のクロス円も下げ足を速めた。

本日こまでの参考レンジ
ドル円:140.62円 - 141.46円
ユーロドル:1.0997ドル - 1.1020ドル
ユーロ円:154.94円 - 155.67円

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