昨日(2023年5月31日)のユーロ円動向振り返り
5月31日にドイツとフランスでCPIが発表されましたが、いずれもインフレの鈍化を示唆するものでした。
これを受け、ユーロ圏全体でインフレが鎮静化している可能性が出てきており、ユーロ圏債券の利回りは低下してECBの利上げ観測も後退しました。
これに伴い、ユーロ円も上値を抑えられています。
本日(2023年6月1日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月1日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブックOrderbook3」を見ると、厚めの買い注文が148円台に入っており、148円ちょうどの水準で特に多くなっています。
ここが目先の抵抗になり得ます。
また、この下にも断続的に買い注文が入っています。
一方、厚めの売り注文が151円付近に入っています。
直近の高値が注目されている可能性があります。
ただ、その上には高値更新を狙った買い注文もあるようです。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関性分析
(画像は2023年6月1日8時のもの)
過去1か月間を見ると、ユーロ/円と相関が強かったのはドル/円とポンド/円でした。
豪ドル/円も正の相関となっており、円を含む主要通貨ペアはおおむね同じような値動きになっています。
また、逆相関となっているのはユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルでした。
ただし、強い逆相関にはなっていません。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月1日10時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はニュージーランドドルです。
円は上昇の勢いを強めており、直近の円は24時間で最も強くなっています。
ユーロは24時間を通して弱い推移ですが、午前2時頃を境にしてやや回復基調となっています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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