昨日(2023年5月31日)のドル円動向振り返り
4月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が市場予想を超える上昇となり、政策金利の先高観が台頭しました。
しかし、FRBのジェファーソン理事とフィラデルフィア連銀総裁が利上げ停止を示唆しました。
利上げが停止されると日米金利差の拡大に歯止めがかかることになるため、これが意識されて円買いが進みました。
本日(2023年6月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月1日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚めの買い注文が138円台後半から139円にかけて入っています。
ここが目先の抵抗になり得ます。
ここが破られても、138円付近まで断続的に厚い買い注文が入っています。
138円前半ではレンジ相場を形成しており、そのサポートラインが意識されている可能性が考えられます。
また、厚めの売り注文が139円前半に入っています。
長い下ヒゲやレジスタンスラインが注目されている可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月1日8時のもの)
過去1か月間を見ると、ドル/円と相関が強かったのはユーロ/円とポンド/円でした。
豪ドル/円も正の相関となっており、円を含む主要通貨ペアはおおむね同じような値動きになっています。
また、逆相関が強かったのはユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルでした。
ドルは対主要通貨で同じような値動きになっています。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨
(画像は2023年6月1日10時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はニュージーランドドルです。
円は上昇の勢いを強めており、直近の円は24時間で最も強くなっています。
ドルも円と並んで強い推移でしたが、午前2時ごろを境にして下落に転じています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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