WTI原油見通し「サウジアラビアの減産表明により、原油が上昇する可能性あり」(2023年6月6日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月5日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:71.904(+ 0.054)<+0.08%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

原油相場はOPECプラス会合でサウジアラビアが100万バレルの自主減産を行うことを表明したことが材料となり、続伸。
サウジアラビアは7月から産油量を900万バレル程度に引き下げるとしています。
ゴールドマン・サックスのアナリストたちは、サウジアラビアが日量900万バレルをどのくらい維持するかで、2023年12月時点のブレント相場が1バレルあたり1〜6ドル上昇する余地があるとしています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月5日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月6日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

6月5日のローソク足は、直近の下落波動に対するフィボナッチ100%の手前で頭を抑えられた形になりました。
平均足は陽連と陰連が入り乱れており、下落トレンドから方向感のないレンジに入ったと考えられます。

<1時間足チャート分析>

陽連を続けていた平均足は陰連に転換。ローソク足は平均足を下抜けしたことから、下落傾向を示しています。
このまま下落した場合、中期のサポートラインである71.140ドル付近を下抜けるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

2022年から原油価格は大きく下落しましたが、2023年からは下げ止まり、2023年6月6日現在は70ドル台で推移しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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