ドル/円見通し(為替/FX)「ドル/円は円高、137円台後半の買い注文が厚い」(2023年6月9日)

FXレポート

昨日(2023年6月8日)のドル円動向振り返り

一昨日のカナダ銀行の政策金利引き上げ以降、ドル円は買い材料に乏しく、米10年債利回りの低下もあって徐々に円高になる展開でした。
その後、前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想よりも悪化したことが伝わると、円買いドル売りの動きが急速に強まりました。
しかし、日付が変わるころから徐々に落ち着きを取り戻し、狭いレンジでの推移となりました。

本日(2023年6月9日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2023年6月9日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月9日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、厚めの買い注文が137円台後半に入っています。
また、138円台にも断続的に買い注文を確認できます。
138円台半ばの弱いレンジが意識されている模様で、この水準が円高目途になる可能性があります。

また、多数の売り注文が140円台を中心とした価格帯に入っており、買い注文の数量よりも多くなっています。
140円台半ばや後半で相場の山が形成されており、これが注目されているようです。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月9日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはユーロ円でした。
ポンド円や豪ドル円は相関関係となっておらず、円を含む通貨ペアとの相関関係が弱かったことが分かります。

また、逆相関が強かったのはユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルでした。
ポンド円とも逆相関になっています。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月9日7時のもの)

直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はドルです。
円は0を下回る場面もありましたがおおむね堅調で、安定的に推移しました。
ドルは1日を通して弱さが拡大しており、前週分の新規失業保険申請件数発表を受けて下落幅がさらに大きくなりました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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