天然ガス見通し「材料に乏しく値動きは小幅。直近は下落トレンドながら強めの値動きを示唆」(2023年6月13日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月12日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.197(+0.031)<+1.43%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

NATGASは小幅な値動きでした。
先週末に米国の天気予報が変わり、従来の予報よりもやや涼しくなるとされました。
これは天然ガスの需要を押し下げる要因となります。
しかし、温暖であることに変わりはなく、昨日の下落は小幅にとどまりました。
その一方で価格を押し上げる積極的な材料にも乏しく、深夜の取引で価格は回復しましたが昨日高値を超えることはありませんでした。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

大きな下降トレンドの後、反発と下落を繰り返している局面です。
直近は下落からの反発過程にありましたが、フィボナッチの38.2%付近で反落しました。
しかし、ローソク足は陰のカラカサを形成しており、上昇圧力の存在を示しています。
平均足は陰連となっていますが、ローソク足と絡み合っており、これはもみ合い時に見られる特徴です。
大局では底値での推移となっており、底堅いと見ることもできます。

<1時間足チャート分析>

陽連で価格が上昇したのち、高値と安値を切り下げる下降トレンドを形成しています。
ただし、平均足を見ると陽線と陰線が頻繁に切り替わっており、強い下落トレンドではありません。
現在値は上下にヒゲを伸ばした平均足の上にあり、買いがやや優勢と読めます。
上方向には短期のレジスタンスラインがいくつかあり、これらを上抜けできるかに注目です。
なお、下方向には中期のサポートラインが複数あり、ここを下抜けるには勢いが必要そうです。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基増加しましたが、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から2基減少して135基となり、今年5月以降の減少が続いています。
2022年末以降、原油と天然ガスのリグ数は減少傾向にあります。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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