米国の主要株価指数見通し(CFD)「景気後退懸念が弱まり大きく上昇」(2023年6月13日)

マーケットレポート

<H3>昨日(2023年6月12日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):34045.4(+191.0)<+0.56%>
    US100(米国100株価指数):14811.2(+261.6)<+1.80%>
    US500(米国500株価指数):4301.4(+40.9)<+0.95%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

6月12日の米国株は、今週木曜未明のFOMCで利上げが見送られる見方が強まったことから、景気後退懸念が弱まり、景気敏感株への買いが集まりました。

その中でも、四半期決算の発表を控えていたソフトウェア大手のオラクルが過去最高値を記録するなど、ハイテク株が堅調でした。

また、バイオジェンは1.5%の上昇となりました。
これは、米国の食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が、バイオジェンがエーザイと開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を完全承認するよう勧告した影響と考えられます。

そして、半導体大手のブロードコムは6.3%の急伸。
米クラウド企業ヴィエムウェア(VMウェア)の買収について、EU当局が条件付きで承認すると報じられたことを受けてのものと思われます。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日はほとんど大陽線に近い形で大きく上昇。
ローソク足は5営業日連続で陽線、平均足も陽連しており、買い目線が考えられるところです。
目先は、4月高値をどう試すかで、一気に超えようとするのか、この水準でしばらくもみ合うのかに注目です。

<1時間足チャート分析>

ペナントの上限である、中期・短期のレジスタンスラインを上にブレイクして続伸した形となりました。
平均足はずっと陽線が続いており、目先は上昇トレンドと考えられます。
1時間足ベースでは引き続き押し目買いのチャンスを待つのも手です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

平均足の色が示す通り、大局は上昇トレンドと見て良さそうです。
前日は直近高値を上抜けする形で、大陽線の形で引けました。
フィボナッチの23.6%、38.2%あたりまで引きつけることも視野に入れられそうです。

<1時間足チャート分析>

長い陽線が連続出現して、長期、中期のレジスタンスラインを一気に上に抜ける形となりました。
平均足も陽連しており、上昇の勢いがあることが分かります。
サポレジ転換を狙って、この水準まで引きつける押し目買いを狙う手もあります。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

もみ合っている水準から一気に放れて、大陽線をつける展開となった前日。
平均足ではずっと陽連しているため、基本は買い目線が優勢ですが、ローソク足と平均足の乖離も少々大きくなっています。
反落も考えられ、その場合は平均足付近まで引きつけることも視野に入れたいところです。

<1時間足チャート分析>

ほとんどもみ合わず、中期のレジスタンスラインを一気に上抜けする形となりました。
中期のサポートライン、レジスタンスラインともにおおむね切り上げており、大局は上昇トレンドと考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年6月13日7時10分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1位はUS100で前週比の騰落率は+1.73%。
他の米国主要株価指数では、US500が4位、US2000(ラッセル2000)が8位、US30が10位です。
米国以外も含め、全銘柄がプラス推移していることが確認できます。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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