WTI原油見通し「FOMCへの警戒感から下落。一方で、上昇材料もあり中期的に下値は堅いか」(2023年6月13日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月12日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:67.33(-2.99)<-4.25%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは3日続落。
新規の材料に乏しく、前日の流れを引き継いで下落基調となりました。
今週のFOMC(連邦公開市場委員会)で政策金利が引き上げられると景気が下向く可能性があり、これが警戒された可能性があります。
その一方、サウジアラビアによる減産など価格上昇を支援する材料もあることから、市場では中期的な下値の堅さを予想する向きもあるようです。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

6月12日は大陰線を作り、レンジの底値となっていた67ドルを下回りました。
平均線は陰連し、ローソク足も平均足より下にあるので売りが優勢です。
ただ、終値ベースでは直近安値と同水準であるため、レンジの範囲内とも考えられます。
ここから下落する場合は、以前に下ヒゲを伸ばしている複数の水準に注目です。

<1時間足チャート分析>

1時間足は明確な下落トレンドが発生。
平均足が陰連し、ローソク足も平均足の下にあるため、下落の勢いは強いと考えられます。
ただし、直近は長期のサポートラインで反発しており、目先はこの水準でサポートされるか、または下回るかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

2023年6月9日の原油のリグ稼働数は556基で、前週よりも1基増加しました。
WTI原油価格は70ドル台で、材料に乏しいことから方向性がない状態が続いています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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