WTI原油見通し「USOILは一転して下落。米原油在庫の増加がサプライズとなりトレンド転換の材料に」(2023年6月15日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月14日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:68.69(-0.584)<-0.84%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反落しました。
一昨日のトレンドを引き継ぐ形で価格が上昇しましたが、EIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が発表され、米原油在庫が前週比で増加となりました。
市場予想はマイナスであったためサプライズとなり、USOILはトレンド転換して昨日始値を超える下落となりました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月15日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

フィボナッチの引かれた高値と安値の間を上下に行き来する状態。
平均足は陰連し、ローソク足は平均足の下に位置していることから、売りが優勢と考えられます。
一方で、平均足は上下にヒゲを伸ばしており、もみ合いを示唆しています。

<1時間足チャート分析>

上昇トレンドが継続していましたが、長期のサポートラインで頭を押さえられ反落。
ローソク足は長い陰線を作って平均足を下抜け、それと同時に平均足も陰転しています。
ここから再度上昇するなら中期・長期のサポートラインを上抜けていく必要があります。
下落していくなら、短期・中期のサポートラインが集まる底堅い水準に注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

2023年6月9日の原油のリグ稼働数は先週よりも1基増えた556基です。
WTI原油価格は60ドル台後半〜70ドル台のレンジで推移していますが、米原油在庫が予想よりも増加したことが材料となる可能性があります。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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