ユーロ円見通し(為替/FX)「ユーロ/円は大きく円安。反落しても153円台前半で止まりやすいか」(2023年6月19日)

FXレポート

先週金曜日(2023年6月16日)のユーロ円動向振り返り

クロス円は全般的に円安になっており、ユーロ円も同じ流れになりました。
朝方は日銀の金融政策決定会合を警戒して円高になる場面もありましたが、政策金利据え置きが発表されると、金利差を意識したユーロ買い円売りが続きました。
その後、ユーロHICP(消費者物価指数)が発表され、ユーロ圏のインフレ基調に変わりがないことが確認されると、引き続き円安が進行して週末を迎えました。

本日(2023年6月19日)のユーロ円チャートテクニカル分析

本日(2023年6月19日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月19日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、153円台前半の買い注文が他を圧倒しています。
この水準で押し目が形成されており、サポートラインとなっています。
同水準での買いを狙った注文の可能性があります。

また、売り注文は153円台半ばと155円台後半が厚くなっています。
153円台半ばの売り注文は、押し目を意識したものだと予想できます。
また、155円台後半の売り注文は、この付近まで上昇すると想定しているトレーダーが多いことを示しています。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月19日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関が強かったのはドル円、ポンド円、豪ドル円、そしてポンドドルでした。
また、逆相関となっているのは豪ドル米ドルでした。ユーロドルとも弱い逆相関になっています。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月19日7時のもの)

直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨は円です。円は午前中に一時的に強くなる場面がありましたが、その後は大幅に下落しました。
他通貨と比較して弱さが際立っています。
ユーロはおおむねプラス圏で推移しましたが、時折マイナスになる場面も見られました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

6月21日(水)8:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
6月21日(水)23:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
6月21日(水)30:30(ブラジル)ブラジル中央銀行政策金利
6月22日(木)16:30(スイス)スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
6月22日(木)20:00(英国)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
6月22日(木)20:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
6月22日(木)23:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
6月22日(木)23:00(ユーロ)6月消費者信頼感(速報値)
6月23日(金)8:30(日本)5月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
6月23日(金)8:30(日本)5月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
6月23日(金)8:30(日本)5月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
6月23日(金)16:15(フランス)6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6月23日(金)16:15(フランス)6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6月23日(金)16:30(ドイツ)6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6月23日(金)16:30(ドイツ)6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6月23日(金)17:00(ユーロ)6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6月23日(金)17:00(ユーロ)6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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