ユーロ円見通し(為替/FX)「ユーロ/円は動意薄。円高に転じる場合の目途は153円台半ばか」(2023年6月20日)

FXレポート

昨日(2023年6月19日)のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は値動きの乏しい展開でした。
米国市場が休場だったことに加え、ユーロ圏で主な経済指標発表がなかったことから、狭いレンジでの推移となりました。
日経平均株価の下落に歩調を合わせて円高に転じる場面もありましたが、円高は継続せず元の水準に戻っています。
なお、政策金利見通しに関して複数の要人が発言しましたが、特に材料視されることはありませんでした。

本日(2023年6月20日)のユーロ円チャートテクニカル分析

本日(2023年6月20日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月20日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、153円台半ばの買い注文が他を圧倒していることが分かります。
この付近では押し目をつけており、これが意識されていると予想できます。

また、売り注文は154円台半ばが特に厚くなっています。
これは現在値よりもやや円高の水準であり、反落を狙った注文の可能性があります。
なお、153円台半ばの売り注文もやや厚くなっており、この価格帯は買い方と売り方の両方から注目を集めている様子が分かります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月20日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関が強かったのはポンド円と豪ドル円でした。
ドル円、ユーロドル、豪ドル米ドルとも相関の関係にあり、ポンドドルとも弱い相関関係を確認できます。
主要通貨ペアは全てユーロ円と相関関係にあったことが分かります。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月20日7時のもの)

直近で最も強い通貨は米ドル、最も弱い通貨はNZドルです。
円はおおむねプラス圏での推移となり、強い値動きでした。
ユーロはゼロを挟んで安定的な動きとなり、日本時間の夜に入ってからはゼロをやや上回る水準で展開しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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