WTI原油見通し「主要国の金利引き上げと景気減速の恐れから続落も、値崩れには至らず」(2023年6月21日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月20日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:70.745(-0.598)<-0.84%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは続落。
昨日は序盤から中盤にかけて安定した推移となりましたが、米国株の下落と歩調を合わせて軟調に展開する場面もありました。
主要各国の金利引き上げによる景気減速の恐れや、中国での原油需要減退の懸念も重石になった模様です。
しかし、値崩れには至らず徐々に価格を元に戻す展開となりました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月21日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月21日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月21日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

フィボナッチの引かれた下落波動の高値と安値の間で上下を続けている状態です。
直近の安値更新からローソク足は大陽線をつけて大きく上昇したものの、フィボナッチの61.8%で頭を押さえられ、現在は50.0%の水準です。
目先は、前回にサポートされた安値を下抜けられるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

直近高値を更新したものの、中期のレジスタンスラインで頭を押さえられて反落。
ローソク足は大陰線をつけて長期のサポートラインと平均足を下抜いたものの、現在は半値戻しの水準まで戻しています。
大局としては、上昇してきた流れが高値圏でもみ合っている状況で、今後は上のレジスタンスラインか下のサポートラインのどちらを抜け出すかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米国の原油リグ稼働数は、2023年に入ってから減少傾向です。
WTI原油価格は2023年4月に82ドル台をつけて以降は、60ドル台〜70ドル台での推移が続いており、材料待ちの状態と考えられます。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » WTI原油見通し「主要国の金利引き上げと景気減速の恐れから続落も、値崩れには至らず」(2023年6月21日)