昨日(2023年6月22日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は上値を大きく伸ばしました。
円は主要通貨に対して弱い動きとなり、ユーロ円もこの流れに乗りました。
昨日はユーロ圏周辺のイギリス、スイス、ノルウェーで政策金利が引き上げられ、欧州地域全体でのインフレが懸念されています。
さらに、ECBの複数の政策担当者が、ユーロ圏のインフレ率の高さと労働市場の逼迫を指摘しており、政策金利が長期間にわたって高止まりする可能性も出てきました。
これを受けて、政策金利差を意識した円売りユーロ買いが継続しました。
本日(2023年6月23日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月23日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、153円台後半の買い注文が他を大きく引き離しており、売り注文もほぼ同水準で厚くなっています。
この水準ではローソク足が押し目を作っており、買い方、売り方ともに注目している模様です。
また、157円付近で厚い売り注文を確認できます。
現在値よりもやや円安に位置しており、反落を狙っている可能性があります。
オーダー状況を全体的に見ると、買い注文が売り注文よりも大幅に多く、買い意欲が旺盛なことが分かります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月23日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関があったのはドル円、ポンド円、そして豪ドル円です。
一方、強い逆相関となったのはユーロドルと豪ドル米ドルでした。
ポンドドルとも逆相関の関係が見られました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月23日7時のもの)
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨は円です。
円は日中から夕刻にかけておおむねプラス圏で推移しましたが、夜になるとマイナス幅を拡大しました。
ユーロは午前中にわずかにマイナスに沈む場面もありましたが、おおむねプラス圏で安定した推移となりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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