米国の主要株価指数見通し(CFD)「利上げ予想をめぐって上下動する展開に」(2023年6月23日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月22日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):33980.0(+0.5)<+0.001%>
    US100(米国100株価指数):15075.2( +204.0)<+1.37%>
    US500(米国500株価指数):4388.1(+16.5)<+0.38%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

FRBのパウエル議長による6月22日の上院銀行委員会の証言では、FOMCのメンバーの大多数が年末までに2回の利上げが適切と考えているとのことでした。
この発言が株安を導きましたが、追加の利上げは7月に終わる見方も強く、下落後の買い戻しが発生しました。

S&P500の主要11セクター中5セクターが上昇となり、一番上昇したのは一般消費財でした。
逆に、不動産とエネルギーは大きく下がりました。

個別株で見ていくと、半導体の検査と組み立てを手がける工場をインドに新設すると発表したマイクロン・テクノロジーは、0.7%の上昇でした。
マイクロソフトは1.8%の上昇、セールスフォースも1.8%の上昇となりました。
逆に、ボーイングが3.1%の下降、ゴールドマン・サックスが1.7%の下降でした。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月23日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月23日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月23日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日のローソク足は、ほとんど実体部分がない形で引けました。
平均足の色は陽線が続いていますが、上ヒゲ部分にローソク足が飲み込まれました。
また、前日の平均足には僅かながら下ヒゲがついており、上昇の勢いが減速していることを示唆しています。
フィボナッチの38.2%まで押すのか注目したいところです。

<1時間足チャート分析>

1時間足では、平均足の陰線がずっと並んでいましたが、終盤で陽転して前日の取引を終えています。
また、ローソク足が平均足の上に出ており、トレンド転換の可能性を思わせます。
とはいえ、平均足は上下にヒゲが伸びる不安定な形状で、すぐ上にある中期のレジスタンスラインを越えられるかがポイントになりそうです。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月23日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月23日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月23日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の値動きは、前々日に下げた分をほぼ回復するような大きな上昇となりました。
ローソク足は再び平均足の上に位置することになり、平均足自体も陽線が連続しているため、上昇トレンドは健在と考えられます。
この2日間の値動きが押し目となり、先週につけた高値を再度目指すか確認したいところです。

<1時間足チャート分析>

長い陽線が一気に平均足の上に飛び出て、そのまま上昇を続け、平均足も陰線から陽線に変化、一気に上昇トレンドに回帰したと判断できそうな形となりました。
この一連の上昇の中で、短期のレジスタンスラインを二度突破しています。
次の目標は、少し上にある中期のレジスタンスラインとなる可能性があります。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月23日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月23日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月23日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足の陰線連続出現は4本でストップし、前日はヒゲの部分が少ない陽線で引けました。
また、前日の陽線ははらみ足のような形になっています。
ローソク足が平均足の上を推移する位置関係は維持され、平均足の色も綺麗な陽線の連続であるため、上昇トレンドは継続していると見られます。

<1時間足チャート分析>

ローソク足は、陰線が連続する平均足の下で推移していましたが、昨日の上昇で平均足の上に抜けました。
次いで平均足も陽転したため、上昇トレンドが復活したと見られます。
なお、この一連の上昇では、ローソク足の上下に長いヒゲが伸びる値動きでした。
ここから上昇を続けるなら、少し上の中期レジスタンスラインが壁になりそうです。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年6月23日7時50分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1位~10位の全銘柄が前週比で下落する株安の展開となっています。
ランキング1位はUS100で、前週比の値幅が-56.6、騰落率が-0.37%でした。
他の米国株価指数は、US500が3位、US30が4位、US2000が7位となりました。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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