昨日(2023年6月22日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:69.412(-2.789)<-3.86%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落しました。
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が政策金利引き上げに前向きな姿勢を示しているほか、昨日はイギリス、スイス、ノルウェーでそれぞれ政策金利が引き上げられました。
イギリスの引き上げ幅は市場予想を超える0.5%であり、世界的な原油需要後退への懸念が広がりました。
なお、米国で週間石油在庫統計が発表され、前週比で383.1万バレルの減少でした。
マイナス転換しており、原油価格にプラスに作用しますが、昨日は材料視されませんでした。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月23日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月23日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大局はフィボナッチの引かれた下落波動の高値と安値の間のレンジでの推移が続いています。
ローソク足は安値更新から反発した後、毛抜き天井の形で大陰線を作ってフィボナッチの23.6%水準まで下落した展開です。
ただ、平均足は上下に長いヒゲをつけていることから、もみ合いを示しています。
ここから下落する場合、レンジの下限で反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
短期・中期のレジスタンスラインが集まっている水準で頭を押さえられて急落。
ローソク足は大陰線が連続し、前回安値の水準を明確に下抜いた形です。
平均足は陰連し、下ヒゲをつけていることから、売りが優勢です。
現在値は直近安値と中・長期のレジスタンスラインの間に位置しており、どちらを抜けるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
6月16日の米国の原油リグ稼働数は減少傾向が続いています。
WTI原油価格は60ドル台〜70ドル台のレンジ内で動いていますが、世界的な原油需要後退への懸念が広がっていることが材料となりそうです。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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