昨日(2023年6月26日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は横ばいでした。
日中は方向感のない展開となりましたが、夕刻になると、ドイツやフランスの株価指数が下落し、松野官房長官の円安けん制発言もありました。
これを受けて、市場はやや円高で反応しました。
また、17時にはドイツでIFO企業景況感指数が発表されました。
市場予想を下回る結果でしたが、既にある程度円高が進んでいたこともあり、市場の反応は限られました。
その後は日欧金利差を意識した買いが優勢となって日足始値付近まで戻すと、値動きがほとんどない展開となりました。
本日(2023年6月27日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月27日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚い買い注文と売り注文が156円台半ばから157円台半ばに集まっており、この水準に特に注目が集まっている様子が分かります。
買い注文が特に厚くなっているのは157円ちょうどを中心とする範囲です。
この水準は直近高値に位置しており、レジスタンスラインが意識されている模様です。
その他、154円や152円を中心とする範囲でも多数の買い注文があり、買い意欲の強さが分かります。
一方、売り注文は156円台半ばと157円台半ばで厚くなっています。
156円台半ばの売り注文は現在値のすぐ下に位置しており、下落の動きに追随したいという狙いが読み取れます。
また、157円台半ばは直近高値の上に位置しており、この水準が売り方にも注目されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月27日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関関係が強かったのはドル円と豪ドル円です。
ポンド円とユーロドルとも相関関係を確認でき、豪ドル米ドルとは弱い相関関係になっています。
一方、弱い逆相関関係を確認できたのはポンドドルです。
全般的に、ユーロ円と相関関係にある通貨ペアが多くなりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月27日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はポンドです。
円は主にプラス圏で上下に大きく振れる展開となり、最終的にややプラスの位置で推移しています。
ユーロは弱く、一時的にプラスになる展開も見られましたが、18時ごろに最も弱くなりました。
その後は回復基調となったものの、最終的にマイナスで1日の取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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