昨日(2023年6月26日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:69.416(+0.024)<+0.03%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILはわずかに反発しました。
ロシアでワグネルの反乱が起き、これが原油価格に影響するか注目されましたが、ロシア内の原油生産に影響はなかった模様で、市場は大きな反応を示しませんでした。
また、欧米各国での金利引き上げや中国での景気減速により、原油需要減退の懸念がくすぶっています。
これを受けて、日足チャートでは上昇力が乏しく、レンジで推移しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
価格はフィボナッチの引かれた下落波動の高値と安値の間で推移しています。
ローソク足は大陰線をつけた後に寄引同時線のトンボを作って上昇への転換を示唆するも、下落傾向を続けました。
ただし、ローソク足に下ヒゲが伸びており、下値は底堅いと考えられます。
平均足は陰連していますが、上下に長いヒゲをつけていることから方向感のない状態が続いています。
目先は、直近の安値で再びサポートされるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は下落トレンドから切り返し、そのまま上昇トレンドになるかと思われましたが、短・中期のレジスタンスラインと短・中期のサポートラインの間で推移するレンジ相場になっています。
平均足は陽連しているものの、上下に長いヒゲをつけ、ローソク足と絡み合っていることから、もみ合いを示しています。
注目はどちらの方向に抜けるかで、上昇する場合は上限となっている短・中期のレジスタンスラインを上抜けられるか、下落する場合は下限になっている短・中期のサポートラインを下抜けられるかです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
6月23日の米国の原油リグ稼働数は546基で、2023年4月から減少傾向が続いています。
WTI原油価格は60ドル台〜70ドル台でもみ合っており、方向感のない状態です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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