日本株価指数225見通し(日本株式市場ニュース):JP225は反落。底堅さは続くも、目先の下落要因は多い (2023年6月30日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月29日)の日本株価指数225振り返り

  • 終値: 32859(-120.3)<-0.36%>

※OANDA証券が提供する日経平均株価を参照にしたCFD「JP225」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

6月29日のJP225は反落。
前日よりも約120円下落しました。
日本株は主に銀行業、精密機器、電気機器が買われ、売られたのはパルプ・紙、食料品、海運業などです。
前日に大きく上昇したこともあり、高値警戒感からの利益確定売りが出やすくなったことが下落要因になったと考えられます。
日足チャートを見ても、上ヒゲをつけており、上値は重くなっている状況です。
一方で、下落幅は限定的であり、底堅さも続いているようです。
7月はETFの分配金支払いに伴う換金売りが控えており、利益確定売りを複数の日程に分散させている機関投資家もあるようなので、目先の下落要因は多いと考えられます。

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年6月30日)のチャートテクニカル分析

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年6月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

一時的に上値を試しましたが、反落して上ヒゲを残す形で陰線で引けました。
平均足は陽連が継続しているものの、ローソク足と絡み合っており、方向感がない状態です。
大局は上昇トレンドと考えられますが、上値は重く、天井圏でのもみ合いとも読み取れます。
上昇する場合は直近高値での攻防、下落する場合はフィボナッチ23.6%水準での攻防に注目です。

<1時間足チャート分析>

レンジブレイク後、段階的に高値を切り上げていきましたが、毛抜き天井を形成し下げに転じた形です。
ただ、下落の勢いは強くなく、中期・長期サポートラインで何度も下値を支えられ、現在はもみ合いの様相を呈しています。
陰転した平均足も実体が短く上下にヒゲを伸ばしており、気迷いを示しています。
目先は、すぐ下に位置する中期・長期サポートラインを下抜くか、それともそこで再び反発するかがポイントになりそうです。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年6月30日8時のもの)

JP225の騰落率は+1.68%、値幅は+542.9円と、前週よりも大幅にプラスで、買いの勢いが強くなっています。
また、米国株価指数も上昇しており、マーケットは株高傾向に動いていると考えられます。
一方で、米国債券と金の騰落率はマイナスとなっています。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

またJP225(日本株価指数225)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>JP225(日本株価指数225)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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