先週金曜日(2023年6月30日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.676(+0.103)<+4.00%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは続伸しました。
日中は値動きの乏しい展開となりましたが、米PCE(個人消費支出)デフレーターが発表されてインフレ鎮静化が確認されると、大きく上昇しました。
テキサス州を中心とする地域では引き続き平年よりも高い気温が見込まれ、これも価格上昇に寄与しています。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ9万3,000の売り越しとなりました。
売り越し幅は減少傾向にあり、これも価格に寄与している可能性があります。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月3日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月3日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上昇トレンドで押し目を形成し、大陽線を作って上昇した形となっています。
ただし上ヒゲが伸びており、上昇一辺倒でないことが分かります。
また、平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移していることから、買い優勢を示しています。
現在は、以前レジスタンスラインとして機能していたラインと、フィボナッチの23.6%を少し上回ったところに位置しています。
このため、今後もこのラインでサポートされるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
下落トレンドから反転しており、大陽線と大陰線が入り乱れながら上昇しています。
きれいな上昇トレンドとはいえないものの、ローソク足は陽連する平均足の上を推移しました。
なお、本日は大きな下窓を開けて始まっており、現在値はサポートラインのわずかに下に位置しています。
平均足と重なっており、反発して窓埋めになるかどうかに注目です。
下落する場合は、直近安値の2.51ドル付近が目途になります。
この水準で強めのサポートラインを確認できます。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基減少して545基となり、3週連続での減少となりました。
一方、天然ガスの稼働リグ数は前週から6基減少して124基となり、こちらも減少トレンドが継続しています。
2022年末以降、原油と天然ガスのリグ数は減少傾向にあります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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