昨日(2023年7月4日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円はレンジ内で円高の動きになりました。
昨日は米独立記念日で市場参加者が限られ、要人発言も乏しい中、ユーロ円はレンジ内での推移となりました。
この状況下、ドイツで貿易収支が発表され、市場予想を下回る数字でしたが材料視されず、動意薄の展開が継続しました。
また、ドイツ2年債利回りが高水準を維持し、一段と上昇するとの見方が広がったものの、ユーロ円は特段の反応を示しませんでした。
日欧金利差は大きく、今後も拡大が見込まれるものの、日銀の市場介入への警戒感が強く意識された模様です。
本日(2023年7月5日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月5日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚い買い注文が158円台前半で確認できます。
この水準は直近のレンジ相場の上部に位置しており、レジスタンスラインが意識されている模様です。
また、156円台後半から157円付近にかけて、買い注文の塊を確認できます。
これはレンジ相場の下限付近であり、サポートラインに注目が集まっていると考えられます。
一方、売り注文は156円台後半と157円付近で特に厚くなっています。
この価格帯は現在値よりも円高であり、また、サポートライン付近でもあります。
レンジからの下抜けを想定するトレーダーが多いと予想できます。
また、158円台の売り注文も厚くなっています。
この水準はレジスタンスラインよりも円安部分に位置しており、このラインが意識されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月5日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係にあったのはドル円とユーロドルです。
一方、強い逆相関関係にあったのはポンドドルです。
その他、豪ドル円と豪ドル米ドルとも逆相関になり、ポンド円とは弱い逆相関になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月5日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はユーロです。
円はゼロを挟んで小動きの展開になり、プラスやマイナスに大きく振れることはありませんでした。
ユーロは1日を通してマイナス幅を拡大する動きになりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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