WTI原油見通し(市況ニュース):USOILは3日続伸。直近高値を 更新して上昇に勢いをつけられるかに注目(2023年7月7日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月6日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:71.826(+0.065)<+0.09%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは3日続伸しました。
夜まで概ね横ばいの展開が続いたものの、米ADP雇用統計で市場予想よりも強い数字が出ると、政策金利引き上げと景気減速が懸念されて下落しました。
その後、米EIA(エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ150万バレルの減少となり市場予想よりも減少幅が小幅になりました。
これを受けて、USOILは徐々に値を戻す展開となりました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

フィボナッチの引かれた下落波動の高値と安値の間で値動きを続けています。
直近高値を試しに行ったものの、更新できずに上下に長いヒゲをつけて引けました。
平均足は陽連する一方、上下に長いヒゲをつけており、もみ合いを示唆しています。
目先は直近高値を更新して上昇に勢いをつけられるかで、ここから下落する場合は平均足でサポートされるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

直近高値を更新後、頭を押さえられる形で急落。
そのまま下落トレンドを形成しそうでしたが、直近安値の水準で反発し、急落前の水準まで戻しています。
平均足は上下に長いヒゲをつけていることから、現在はもみ合っていると考えられます。
目先は、ここから上下のどちらに向かうかです。
上昇する場合は直近高値での攻防、下に向かう場合は平均足の下にあるサポートラインまで下落するかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

6月23日の米国の原油リグ稼働数は546基で、前週よりも6基減少しており、リグ数は減少傾向です。
WTI原油価格は60ドル台〜70ドル台のレンジで推移しています。
本日は米雇用統計の発表があり、結果次第で価格が大きく動く可能性があります。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » WTI原油見通し(市況ニュース):USOILは3日続伸。直近高値を 更新して上昇に勢いをつけられるかに注目(2023年7月7日)