先週金曜日（2023年7月7日）の天然ガス動向振り返り
- 終値：2.494（-0.067）＜-2.62％＞
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは3日続落しました。
米EIA（エネルギー情報局）が週間在庫統計を発表し、前週比で72bcf（10億立方フィート）の増加となりました。
これは市場予想よりも多く、市場は売りで反応してNATGAS価格の下落要因になりました。
なお、CFTC（米商品先物取引委員会）による天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ9万9,000の売り越しとなりました。
前週比で売り越しが拡大したものの、売り越しの減少トレンドが継続しています。
【天然ガス(NATGAS)】本日（2023年7月10日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年7月10日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
先週末のNATGASは、長い陰線を作って3日続落しました。
平均足は陽連を続けていますが、実体は短くなり上下にヒゲを伸ばしており、トレンド転換が近いことを示唆しています。
ローソク足が平均足を明確に下抜けしており、このまま下落する可能性があります。
その一方、本日の始値は上窓を開けており、さらに上昇幅を拡大しつつあります。
フィボナッチの23.6％でどう反応するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
ローソク足と平均足が交差しながらもみ合っている展開から、大陰線が立って一気に下落した形です。
以前のサポートラインが重複する水準をブレイクし、勢いよく下げました。
平均足は陽連に転じる場面もあったものの、すぐに陰連に戻っており、下落の強さを示唆しています。
大局を見ると、高値と安値を切り下げている形で、下落優勢です。
なお、本日の始値は上窓になっており、さらに上昇して推移しています。
また、以前サポートラインとなっていた水準を上抜けています。
この勢いを持続できるか、それとも平均足のトレンドにそって反落するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で5基減少し、540基になりました。
4週連続で数を減らしており、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から11基増加して135基となりました。
前週比で増加に転じるのは今年4月以来のことであり、また、今年最大の増加数となりました。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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