先週金曜日(2023年7月7日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:73.619(+1.793)<+2.50%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは4日続伸しました。
サウジアラビアによる原油の自主的減産とロシアの輸出抑制が引き続き材料視され、USOILはおよそ1か月ぶりの高値を付けました。
また、ドル安が進んでドル建ての原油価格に割安感が生じ、これも価格を支えました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ14万1,000の買い越しとなりました。
前週比でプラスに転じたものの、2021年以降の減少トレンドが継続しています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年7月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月10日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近は陽線が連続しながら、勢いよく上昇。
現在は、これまで推移していたレンジ上限の水準まで上昇しています。
平均足は陽連しているものの、上下に長いヒゲをつけており、もみ合いが続いていることを示唆しています。
目先は上値を押さえるレジスタンスラインとの攻防に注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足とローソク足が絡み合うもみ合い相場でしたが、長い下ヒゲをつけた後に大きく上昇し、高値を大幅に更新しました。
平均足は陽連し、上ヒゲが長くなっていることから、上昇の強さを示唆しています。
一方で、ローソク足は平均足から大きく上方乖離しており、下落に注意する必要もありそうです。
目先は、頭を押さえられている高値を上抜けられるかに注目です。
下に向かう場合は平均足のヒゲもしくは実体が目安になりそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
6月23日の米国の原油リグ稼働数は前週よりも6基減少した546基で、リグ稼働数は減少傾向が続いています。
WTI原油価格は60ドル台〜70ドル台のレンジで推移しています。
一方で、チャートはレンジ上限を上抜けようとしており、このまま上昇に弾みをつけるか注目したいところです。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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