昨日(2023年7月10日)の日本株価指数225振り返り
- 終値:32087.5(-65)<-0.20%>
※OANDA証券が提供する日経平均株価を参照にしたCFD「JP225」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月10日のJP225は小反落。
約65円の下落となりました。
日本株は鉱業、パルプ・紙が主に買われ、海運業、輸送用機器、医薬品、電気機器が主に売られました。
7月7日に発表された6月の米雇用統計が堅調だったこともあり、利上げの長期化懸念から売りの勢いが強まっています。
また、7月に予想されるETFの分配金捻出のための換金売りへの警戒感も、上昇の重石となっているようです。
一方で、自律反発を期待した買いや、ETFの換金売りに備えて、事前に売りポジションを仕込んでいた投機筋の買い戻しが入ったとの観測もあり、下値は堅そうです。
ただし、中国の生産者物価指数(PPI)が予想よりも下落したことで、景気後退への警戒感が強まることはマイナスの材料になりそうです。
【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日はダブルトップのネックライン下抜けにトライしましたが、押し戻されて終値でのブレイクには至りませんでした。
平均足は陰連中で、ローソク足がその下を推移しており、売り優勢を示しています。
引き続き、ネックラインでの攻防がポイントになりそうです。
ここを明確に下抜いた場合は、ネックラインからダブルトップの頂点までの値幅分を、ネックラインから下げたところが下値目途になります。
<1時間足チャート分析>
直近のレンジ下限として機能していた中・長期サポートラインを大陰線で割り込みましたが、反転上昇してレンジ内に戻った状況です。
現在は、ローソク足と平均足が重なり合う形でもみ合っています。
平均足は陽転したものの、実体が短く上下にヒゲを出しており、気迷いを表しています。
レンジを上下どちらに明確に放れるかを見極めたい局面です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月11日8時のもの)
JP225の騰落率は-0.15%、値幅は-47.5円と、前週比よりも下落しています。
一方で、米国株価指数と米国債券の騰落率は前週比プラスとなっており、米国市場は強い状態のようです。
また、米ドル/円が円高傾向になっていることにも注目です。
またJP225(日本株価指数225)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>JP225(日本株価指数225)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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