昨日(2023年7月10日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):33959.5(+207.0)<+0.61%>
US100(米国100株価指数):15063.6(+4.2)<+0.03%>
US500(米国500株価指数):4415.1(+9.5)< +0.22%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
ここ最近で米国の長期金利が急上昇し、株式を保有するメリットが下がったと判断され、株安を呼ぶ展開となっていました。
しかし、前日7月10日は値ごろ感や長期金利の低下があり、幅広く株が買われました。
その結果として、チャートの並びでいえば押し目買いの形になりました。
とはいえ、7月12日に発表される米国のCPI(消費者物価指数)の前で様子見する雰囲気もあり、上値は限定的です。
次の週末には米国の銀行の決算発表もあるため、市場は中堅銀行の破綻や相次ぐ利上げによる影響に注目しています。
個別で見ていくと、マイクロソフトやアップルは下落となりました。
これらハイテク関連株は、今年に入って値上がりを続けてきたため、利益確定が入ったことによる影響と思われます。
逆に半導体メーカーであるインテルとクアルコムは上昇しました。
これは、中国訪問中のイエレン米財務長官が7月9日の会見で、中国当局者との会談は直接的、なおかつ生産的だったと述べたことが上昇要因となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は大きな反発となり、下ヒゲを伸ばした長い陽線となりました。
またダブルトップと思しき形状のネックライン付近での反発でした。
平均足を見ると、陰線が継続しており、なおかつその下にローソク足が位置しているため、大局としては下降トレンドと見るのが自然なようです。
<1時間足チャート分析>
1時間足は長期のサポートラインが綺麗に機能して一気に反転上昇し、平均足の水準を上に突き抜けました。
平均足の色も陽線に転換しており、下降トレンドから上昇トレンドへ移行したと考えても問題ない形状になっています。
このまま上昇していくなら、目先の中期レジスタンスラインを超えられるかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
日足には大きな値動きがなく、依然として平均足の中に埋没するような位置にあります。
平均足の色は陽線ですが、実体部分が非常に短く、ヒゲも上下に伸びる形が連続しているため、相場の勢いは弱っている状態といえそうです。
一度安値をつけている、フィボナッチの23.6%付近までの下げが再度ありそうです。
<1時間足チャート分析>
1時間足は平均足の色がなかなか定まらず、またローソク足が平均足の水準を何度も上下に横切る展開で、明確なトレンドが出ているとはいえないでしょう。
また、ローソク足は上下にヒゲが伸びることが多く、相場の迷いを表しています。
なお、この時点の平均足の色は陽線になっています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、下ヒゲを伸ばす陽線となりました。
直近で高値、安値が共に切り上がっており、上昇の動きということになります。
平均足の色も陽線が続いているため、大局は上昇トレンドと見ても良さそうです。
平均足の上でローソク足が推移していくかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
一連のローソク足が綺麗に平均足の水準を上に抜け、それに次いで平均足も陽転する値動きになりました。
上がっていくにせよ、下がっていくにせよ、中期のレジスタンスライン、サポートライン付近での攻防が発生しそうです。
どちらを超えていくかで、相場の方向性を判断しても良いでしょう。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月11日7時55分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
US2000が前週比の値幅+36.378、騰落率+1.95%で1位でした。
他に米国株価指数を見ていくと、US30が4位、US500が9位、US100が10位にランクインしています。
なお、2~3位には東アジア地域、5~8位には欧州地域の指数が並んでいます。
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OANDA Lab編集部
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