ドル/円見通し(為替/FXニュース ):ドル/円は円高が継続。現在値よりも円安水準では厚い売り注文(2023年7月11日)

FXレポート

昨日(2023年7月10日)のドル円動向振り返り

ドル円は円高になりました。
午前中は先週末の円高からの反発局面となりましたが、夕刻にかけて日経平均株価が下落すると、ドル円も連れて円高になりました。
また、米長期金利低下を受けたドル売りが強く、深夜にかけてさらに円買いドル安が進みました。
この中で、ボスティック・アトランタ連銀総裁やメスター・クリーブランド連銀総裁などの要人からインフレ警戒の発言がありましたが、ドル円が反転上昇することはありませんでした。

本日(2023年7月11日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2023年7月11日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月11日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、厚い買い注文が140円付近から141円台前半にかけて確認できます。
141円台前半は現在値付近であり、この水準に注目が集まっている模様です。

一方、特に厚い売り注文が144円台半ばと145円付近に確認できます。
この付近ではレンジ相場を形成しており、また、レジスタンスラインを確認できます。
これらが意識されている可能性があります。

なお、141円台後半から146円台前半にかけて、厚い売り注文が発注されています。
直近のドル円は円高トレンドになっており、これに着目した注文だと考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月11日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係にあるのはユーロ円、ポンド円、そして豪ドル円です。
逆に、強い逆相関関係にあるのはユーロドルです。
また、ポンドドルとは逆相関になっており、豪ドル米ドルとは弱い逆相関になっています。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月11日7時のもの)

直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は午後にかけてマイナス幅を大きくしましたが、15時ごろにプラスに浮上し、夜になるとさらにプラス幅を拡大する展開になりました。
ドルは夜にかけてプラス幅を徐々に拡大しましたが、22時ごろを頂点に縮小し、日付が変わるころにマイナスに転じました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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