昨日(2023年7月11日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高になりました。
円は午前中から主要通貨に対して強くなる展開となり、ドル円もその影響を受けました。
また、米国の政策金利に関し、FRB高官は追加利上げの必要性に言及したものの、金融引き締め局面が終わりに近づいている可能性を示唆しました。
これを受けて米国債の金利が低下し、円高要因になりました。
その後、深夜になって金利の低下が和らぐとドル円は反発したものの、再び円高になって1日の取引を終えました。
本日(2023年7月12日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月12日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚い買い注文が138円台後半から140円付近にかけて確認できます。
現在値よりも円高に位置しており、これが意識されている模様です。
また、140円台半ばにも厚い買い注文があり、これは現在値よりも円安水準です。
反発の動きを想定した注文の可能性があります。
一方、特に厚い売り注文が145円付近にあります。
レンジ相場の上限付近に位置しており、レジスタンスラインに注目が集まっていると考えられます。
また、厚い売り注文が141円台半ばから144円後半にかけて断続的に広がっています。
現在は円高トレンドであり、これが意識されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月12日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係が強かったのはユーロ円と豪ドル円です。
ポンド円とも相関関係を確認でき、豪ドル米ドルとは弱い相関関係になっています。
一方、強い逆相関になったのはポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月12日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はNZドルです。
円は一時的にマイナスになる場面がありましたが、深夜にかけてプラス幅を拡大し、それ以降は大幅プラスを維持しました。
ドルはややマイナスで推移し、深夜に一時的にプラス圏に浮上する局面もありましたが、再びマイナスに沈んで推移しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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