昨日（2023年7月11日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：74.789（+1.624）＜+2.22％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反発しました。
サウジアラビアの原油の自主的減産とロシアの輸出抑制が、引き続き材料視されました。
ドルが弱くなったことも、価格を支えました。
また、中国が不動産支援策の延長を発表し、中国経済の先行きに対する懸念がやや和らぎました。
これも、USOIL上昇の要因になりました。
なお、API（米石油協会）が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ300万バレルの増加となりましたが、市場に材料視されなかった模様です。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年7月12日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年7月12日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
フィボナッチの引かれた安値と高値を目安にしたレンジ相場となっています。
直近は長い陽線をつけて反発し、終値ベースでレンジ上限を上抜けました。
平均足の上にローソク足が位置し、陽連していることから買いが優勢だと考えられます。
目先は、レジスタンスラインとして頭を押さえられてきた水準でサポートされるかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
レンジで推移していましたが、長い陽線をつけてレンジ上限を突破しました。
平均足は陽連し、ローソク足がその上に位置していることから、買いの勢いが強いことを示しています。
ただし、高値圏ではローソク足に長い上ヒゲも見られ、上値は重そうです。
目先はこのまま上昇を続けられるかに注目です。
下落する場合は、突破したレンジ上限の水準または平均足の実体が目安になりそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
6月23日の米国の原油リグ稼働数は546基で、前週の552基から6基減少しています。
WTI原油価格は60ドル台〜70ドル台のレンジでの推移が続いています。
中国経済の先行き不安が原油価格の上値を重くしていた一因でしたが、不動産支援策の延長がプラス材料となり、原油価格が動きそうです。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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