日本株価指数225見通し(日本株式市場ニュース):JP225は続落。円高傾向が不安材料だが、一定の底堅さもある (2023年7月13日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月12日)の日本株価指数225振り返り

  • 終値:31790(-292.5)<-0.91%>

※OANDA証券が提供する日経平均株価を参照にしたCFD「JP225」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月12日のJP225は続落。
前日よりも約292円ほど下落しました。
日本株は鉱業、銀行業、水産・農林業が主に買われ、主に売られたのは卸売業、医薬品、電気機器です。
7月27日〜28日に開催される日銀の金融政策決定会合において、金融緩和策を見直すとの観測が一部の海外投資家に広がっており、それによって株価指数先物を売る動きが強まったとの見方もあるようです。
また、昨日発表された6月米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことでFRBの追加利上げ観測が後退し、米ドル/円は円高・ドル安に動いています。
円高傾向に動いていることも、輸出関連銘柄を中心に悪材料となりそうです。

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年7月13日)のチャートテクニカル分析

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年7月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日は陰線をつくり、高値圏で形成されたダブルトップのネックラインを終値で下抜いた形です。
平均足は陰連中で、ローソク足は平均足との乖離を広げており、下降トレンドへの転換を示唆しています。
次の下値目標は、ネックラインからダブルトップの頂点までの値幅分を、ネックラインから下げたところです。
ただ、ローソク足は長い下ヒゲを残しており、一定の底堅さもうかがえます。

<1時間足チャート分析>

高値を結ぶ右肩下がりのトレンドライン付近で反発する形で大陰線をつけ、何度も下値を支えてきた中期サポートラインを一気に下抜きました。
現在はその中期サポートライン付近でもみ合っている状況ですが、少し引いて見ると高値と安値を切り下げており、下降トレンドを示す形になっています。
目先は、この下降トレンドの形が続くか、それとも崩れるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月13日8時のもの)

JP225の騰落率は前週比-0.97%、値幅は-312.5円で、日本株は引き続き買いの勢いが落ちています。
一方で、米国株価指数は3指数全てが上昇しており、日本株よりも米国株が買われやすい状況です。
米ドル/円は前週終値よりも約3.7円の円高になっており、円高傾向が続いています。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

またJP225(日本株価指数225)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>JP225(日本株価指数225)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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