天然ガス見通し (市況ニュース) :NATGASは反落。サポートラインで反発できるかに注目(2023年7月13日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月12日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.602(-0.073)<-2.73%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

NATGASは反落しました。
テキサス州を中心とする地域の気温は引き続き高く、これはNATGAS価格を支える要因になっています。
しかし、米国五大湖周辺などの天気予報で気温がやや下がる見通しとなり、これが価格下落に寄与しました。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月13日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月13日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

瞬間的に高値を更新するも、それをキープできずに長い陰線を作って下落しました。
ローソク足は、再び平均足の実体を下回る水準で引けました。
この水準は何度もサポレジとして機能している水準で、今回はサポートされた形となっています。
平均足は陽連しているものの実体は短くなり、また、上下にヒゲを伸ばしていてトレンドの転換を示唆しています。
目先は、ここからより下げていくか、平均足の上に抜け出していくかに注目です。

<1時間足チャート分析>

米国CPI(消費者物価指数)の発表前から下げていましたが、発表を受けてさらに下落しました。
平均足は陰連して実体が大きくなり、下ヒゲが伸びていることから、下落圧力の強さがうかがえます。
ただし、現在値は中期のサポートラインやレジスタンスラインが重なる水準でサポートされ、停滞している状況です。
直近は下落トレンドでありながら底値が堅い状況となっており、ここから上と下のどちらに向かうかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で5基減少し、540基になりました。
4週連続で数を減らしており、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から11基増加して135基となりました。
前週比で増加に転じるのは今年4月以来のことであり、また、今年最大の増加数となりました。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

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