ドル/円見通し(為替/FXニュース ):ドル/円は円高。現在値付近に厚い買い注文と売り注文が集まる(2023年7月14日)

FXレポート

昨日(2023年7月13日)のドル円動向振り返り

ドル円はやや円高になりました。
日中のドル円は方向感のない展開でした。
夜になって米PPI(卸売物価指数)が発表され、市場予想よりも低い数字になりました。
これは前日のCPI(消費者物価指数)に続く低い数字であり、ドル円にとって円高要因となります。
その一方、同時に発表された前週分新規失業保険申請件数は雇用情勢の改善を示し、これは円安要因となります。
これらの指標を受けてドル円は大きく上下動しましたが、最終的にはやや円高方向に傾いて1日の取引を終えました。

本日(2023年7月14日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2023年7月14日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月14日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、厚い買い注文が137円付近にあります。
現在値よりも円高に位置しており、これが意識されている模様です。
また、特に厚い買い注文が138円台前半で確認できます。
現在値よりも円安の水準であり、直近のレジスタンスライン付近でもあります。
これらに注目が集まっていると考えられます。

その一方、特に厚い売り注文が137円台後半で発注されています。
現在値よりも円高水準であり、さらに円高に進むことを意識した注文だと想定できます。
また、145円付近にも厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月14日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係になった通貨ペアはありませんでした。
一方、強い逆相関関係になったのはユーロドルとポンドドルです。
また、ポンド円、豪ドル円、そして豪ドル米ドルとは逆相関の関係にあり、ユーロ円とも弱い逆相関になりました。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月14日7時のもの)

直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨は米ドルです。
円は午前中に一時的にプラスになる場面がありましたが、その後はマイナス幅を拡大し、夜になると横ばいになりました。
ドルは1日を通してマイナス傾向を強める展開になりました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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