昨日（2023年7月17日）のユーロ円動向振り返り

昨日のユーロ円は、円高、円安が入り交じる展開になりました。
日中は東京市場が休場で手掛かりに乏しく、横ばいで推移しました。
その後、夕刻になり欧州の株価指数が軟調に転じると、ユーロ円も連れて円高になりました。
ユーロ圏債券の利回りが低下しており、これも影響した可能性があります。
しかし、ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表された辺りから円は主要通貨に対して安くなり、ユーロ円も同様に円安になりました。

本日（2023年7月18日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2023年7月18日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、特に厚い買い注文が156円台半ばに確認できます。
直近高値のすぐ上に位置しており、これが注目されていると考えられます。

一方、厚い売り注文が155円台後半に確認できます。
現在値よりも円高に位置しており、円高方向に進むと想定しているトレーダーが多い模様です。
また、157円台前半にも厚い売り注文が発注されており、その前後の売り注文も全体的に厚くなっています。
この水準はレジスタンスライン付近であり、これが意識されている可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2023年7月18日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのはドル円、ポンド円、そして豪ドル円でした。
また、ポンドドルとは逆相関の関係になりました。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2023年7月18日7時のもの）

直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はNZドルです。
円は日中から夜にかけてプラス幅を広げましたが、その後縮小してマイナスになる場面もありました。
しかし、日付が変わる頃に再度反転し、プラス圏に戻りました。
ユーロは午前中にわずかにマイナスで推移しましたが、その後はプラスに転じ、プラス圏内で安定的に推移しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

7月17日（月）11:00（中国）4-6月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前年同期比、前期比）
7月17日（月）17:15（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
7月18日（火）21:30（米国）6月小売売上高（前月比）
7月18日（火）21:30（米国）6月小売売上高（除自動車）（前月比）
7月19日（水）18:00（ユーロ）6月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、改定値）（前年同月比）
7月19日（水）18:00（ユーロ）6月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、改定値）（前年同月比）
7月20日（木）- （南アフリカ）南アフリカ準備銀行（中央銀行）政策金利
7月20日（木）8:50 （日本）6月貿易統計（通関ベース、季調前、季調済）
7月20日（木）23:00（ユーロ）7月消費者信頼感（速報値）
7月21日（金）8:30 （日本）6月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品・エネルギー除く)（前年同月比）
7月21日（金）8:30 （日本）6月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く)（前年同月比）
7月21日（金）8:30 （日本）6月全国消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
7月21日（金）19:30（ロシア）ロシア中銀政策金利

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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