天然ガス見通し (市況ニュース) :わずかに反発。1時間足チャートの底値圏でレンジ相場を形成(2023年7月18日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月17日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.504(+0.002)<+0.08%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

NATGAS価格はほぼ変わらずながら、わずかに反発しました。
テキサス州などの地域では引き続き高温が見込まれている一方、東部では平年よりやや涼しい天気予報となっています。
これを受けてNATGAS価格は下落した場面があったものの、最終的にはわずかにプラスで引けました。
なお、先週末にCFTC(米商品先物取引委員会)による天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ8万7,000の売り越しとなりました。
今年3月以降、売り越し幅は徐々に減少しつつあります。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月18日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月18日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

先週後半からの下落の流れが継続し、押し目を作っている形です。
また、ローソク足は2本連続で長い下ヒゲを作っており、一定の底堅さが見て取れます。
その一方、上昇トレンドに伴って平均足は陽連でしたが、高値圏でのもみ合いを経て陰線に転換しており、こちらは下落圧力の大きさを示しています。
現在値は、以前にレジスタンスラインとなっていた水準を割り込んでいます。
目先は、ここから下げ続けるか、押し目を作って再上昇するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

明確な下降トレンドが発生し、その後に底値圏でもみ合っている形です。
ローソク足は平均足をまたぎながら大きく上下に振れており、方向感がありません。
また、大きく上下するレンジ相場になっており、現在値はその中心付近に位置しています。
注目は、このレンジが維持されるか、それとも上下どちらかにレンジブレイクするかです。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で3基減少し、537基になりました。
5週連続で数を減らしており、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から2基減少して133基となりました。
2週ぶりの減少ですが、中長期的には減少傾向が継続しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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