昨日(2023年7月17日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34571.5(+80.0)<+0.23%>
US100(米国100株価指数):15702.4(+131.8)<+0.85%>
US500(米国500株価指数):4519.8(+14.2)<+0.32%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月17日の米国株は、注目度が高い経済指標がなく、なおかつ主要な企業の決算発表などもなく、相場を動かす材料に乏しい展開でした。
そのため、取引の序盤はもみ合いで始まったものの、その後に最近堅調なハイテク株に買いが集まり、金融株が決算の期待から買われました。
先週の経済指標で物価上昇の勢いが鈍っていることが示されたため、利上げがもうすぐ終わるという期待感が根強くあり、株価上昇の土台となりました。
個別で見ていくと、通信系の銘柄は軟調でした。
AT&Tなど米国の通信大手が、有毒な鉛で覆われたケーブル網を全米に放置しているとウォール・ストリート・ジャーナルが報道したのが7月9日。
そこから売り優勢の展開が続いており、AT&Tは6.69%下落し、30年ぶりの安値となりました。
ベライゾンも7.50%下落し、一時的ですが約13年ぶりの安値を記録しました。
自動車関連に目を向けると、テスラは3.2%の上昇。
逆にフォード・モーターは5.94%の下降、ゼネラル・モーターズは3.13%の下降、リビアンは3.34%の下降となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
月曜日の日足は、一時的に直近の高値を上抜けしましたが、その後反落して上ヒゲを伸ばす形で引けています。
平均足は、一時的に陰線が4本並んだものの、再び陽線に戻っており、そこからさらに高い水準にローソク足が並ぶため、大局は上昇トレンドと考えて良さそうです。
新たに引き直されたフィボナッチの主要な水準が、押し目になるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
これまでに何度も価格の上昇を阻んでいた、長期と中期のレジスタンスラインが重複している水準を一時的に上方向にブレイクしたものの、その後すぐに押し戻されて上ヒゲを伸ばしています。
平均足の色は上昇トレンドを示唆しているため、もう一度この水準にトライするかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、それまでの高値をさらに更新したものの、長い上ヒゲを伸ばして反転下落しました。
月曜日は、そのヒゲの先を少し上に抜けてから、反転したところで引けています。
平均足が陽線続きの状態で、4営業日連続で高値を更新しており、上昇トレンドであると判断しても問題なさそうです。
<1時間足チャート分析>
直近の高値に引かれた中期のレジスタンスラインに対して、一時的に上に抜けたものの押し戻され、長い上ヒゲを伸ばして引けています。
平均足に目を移すと、一時的に陰線だったもののその後陽転しており、その上にローソク足があることからも、このレジスタンスラインへの再度のチャレンジが鍵になりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月18日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月18日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
金曜日の高値を少し更新したところで、月曜日は引けています。
4営業日連続で高値を更新しており、平均足も陽線が連続していることからも、上昇トレンドのパターンであるといえます。
さらに平均足の実体部が長くなりつつあり、なおかつヒゲが上方向にだけ伸びており、この点からも上昇の勢いを観測できます。
<1時間足チャート分析>
直近高値に引かれた中期のレジスタンスラインを一時的に上抜けするものの、そのローソク足が表示されているうちに反落して長い上ヒゲを伸ばしました。
平均足は一時的な陰線の状態からもう一度陽線に回帰しており、上昇目線で考えることができそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月18日7時55分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
好調のUS2000がランキング1位で、前週比の値幅が+19.785、騰落率が+1.03%でした。
それに続くUS100が2位、US500が4位、US30が6位と、主要な米国株価指数はプラス圏での推移となっています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年7月18日9時25分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)、売り(Short)ともに横ばいで、その結果としてNetの売り越しもほぼ変わりませんでした。
また、未決済建玉(Open Interest)もほとんど同じ水準で、投機筋の動きからは相場の流れは大きく変わっていないことがうかがえます。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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