昨日(2023年7月17日)のドル円動向振り返り
昨日のドル円は日足チャートで上ヒゲと下ヒゲを伸ばし、わずかに円安になっています。
日中は東京市場が休場だったため、取引の手掛かりに乏しい展開でした。
また、夕刻になって欧州株式市場が軟調になると、円高になる場面もありました。
しかし、ニューヨーク連銀製造業景気指数で市場予想よりも強い数字が発表され、また、イエレン財務長官が米景気について楽観的な見通しを示すと、市場はドル買い円売りで反応しました。
その後、日付が変わる頃になると値動きは落ち着き、そのまま取引を終了しました。
本日(2023年7月18日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月18日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚い買い注文が138円付近に確認できます。
サポートライン付近に位置しており、このラインが注目されている可能性があります。
また、139円付近にも厚い買い注文があります。
現在値よりも円安に位置しており、直近のレンジ相場の上限付近でもあります。
これらが意識されていると考えられます。
一方、厚い売り注文が138円付近にあります。
現在値よりも円高部分に発注されており、さらに円高に進むと考えているトレーダーが多い模様です。
また、145円付近にも厚い売り注文があります。
レジスタンスラインの上に位置しており、これを狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月18日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係になったのはユーロ円、ポンド円、そして豪ドル円でした。
一方、逆相関になったのはポンドドルであり、ユーロドルとは弱い逆相関になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月18日7時のもの)
直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はNZドルです。
円は日中から夜にかけてプラス幅を広げましたが、その後縮小してマイナスになる場面もありました。
しかし、日付が変わる頃に再度反転し、プラス圏に戻りました。
ドルはマイナスになる場面が度々ありましたが、おおむねプラス圏での推移となりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
7月17日(月)11:00(中国)4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比、前期比)
7月17日(月)21:30(米国)7月ニューヨーク連銀製造業景気指数
7月18日(火)21:30(米国)6月小売売上高(前月比)
7月18日(火)21:30(米国)6月小売売上高(除自動車)(前月比)
7月18日(火)22:15(米国)6月鉱工業生産(前月比)
7月18日(火)23:00(米国)7月NAHB住宅市場指数
7月18日(火)29:00(米国)5月対米証券投資
7月18日(火)29:00(米国)5月対米証券投資(短期債除く)
7月19日(水)18:00(ユーロ)6月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
7月19日(水)18:00(ユーロ)6月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
7月19日(水)21:30(米国)6月住宅着工件数(前月比、年率換算件数)
7月19日(水)21:30(米国)6月建設許可件数(前月比、年率換算件数)
7月20日(木)- (南アフリカ)南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
7月20日(木)8:50 (日本)6月貿易統計(通関ベース、季調前、季調済)
7月20日(木)21:30(米国)7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
7月20日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
7月20日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
7月20日(木)23:00(米国)6月中古住宅販売件数(前月比、年率換算件数)
7月20日(木)23:00(米国)6月景気先行指標総合指数(前月比)
7月21日(金)8:30 (日本)6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
7月21日(金)8:30 (日本)6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
7月21日(金)8:30 (日本)6月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
7月21日(金)19:30(ロシア)ロシア中銀政策金利
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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