ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル/円はやや円安。全体的に売り注文が厚いが、現在値付近では買い注文も多い(2023年7月19日)

FXレポート

昨日(2023年7月18日)のドル円動向振り返り

昨日のドル円は円安になりました。
午前中から夜にかけては材料に乏しく、直近のレンジ内でやや円高の推移となりました。
その後、米小売売上高が発表されて市場予想よりも悪い数字が出ると、上下に動きの荒い展開となりました。
また、植田日銀総裁の「持続的、安定的な2%のインフレ達成にはまだ距離がある」との発言が伝わると、市場は円安で反応しました。
なお、日付が変わる頃になると値動きは落ち着き、安定的な推移となりました。

本日(2023年7月19日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2023年7月19日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月19日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、厚めの買い注文が138円付近に確認できます。
この水準はレンジ相場のサポートラインあたりであり、このラインが注目されている模様です。
また、139円台前半にも厚い買い注文があります。
直近高値周辺であり、レンジ相場の上抜けを意識していると考えられます。

一方、厚い売り注文が139円台後半から145円付近にかけて広く発注されています。
直近はレンジ相場ですが大局は円高になっており、これを意識した注文の可能性があります。
また、138円台にも売り注文があります。
現在値よりも円高に位置しており、さらに円高になることを想定した注文だと考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月19日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係にあったのはユーロ円と豪ドル円です。
ポンド円とも相関関係を確認できます。
一方、強い逆相関になったのはユーロドルとポンドドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月19日7時のもの)

直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はNZドルです。
円は夜にかけて徐々にプラス幅を広げる展開になったものの、22時台に一気にゼロ付近まで戻し、その後はマイナス圏で安定的に推移しました。
ドルはゼロを挟んで小動きの展開になり、深夜以降はプラス圏で安定的な動きとなりました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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