米国の主要株価指数見通し(米国株式市場ニュース):銀行株が好調で米国株は高値更新(2023年7月20日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月19日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):35057.4(+100.4)<+0.29%>
    US100(米国100株価指数):15816.4(-7.6)<-0.05%>
    US500(米国500株価指数):4565.7(+12.4)<+0.27%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月19日の米国株は続伸となりましたが、これは18日に引き続いて銀行株が好調だった点が影響しています。
米地銀の決算内容が好感され、銀行株指数は1.7%の上昇となりました。
ゴールドマン・サックスの4~6月期決算は減収減益だったものの、業績は底入れしたとの見方が広まり、1.0%の上昇で取引を終えました。

また、シチズンズ・ファイナンシャルが6.4%の上昇、M&Tバンクが2.5%の上昇、USバンコープが6.5%の上昇となりました。
これにともなって、KBW地銀指数は2.9%の上昇となっています。

逆にハイテク株は軟調でした。
競合のアップルが生成人工知能(AI)ツールの開発に取り組んでいるとの報道を受け、マイクロソフトは1.2%の下降でした。
また、アルファベット(グーグル)は1.4%の下降となっています。
さらにエヌビディアも0.8%の下降となりました。

なお、セールスフォースは、AI(人工知能)関連新サービスの価格を発表したことを受けて、3.0%の上昇となっています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月20日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

大台の35,000ドルを突破後、上ヒゲを伸ばして反転しましたが、最終的に35,000ドルよりも高い価格で引けています。
この上昇で4連騰となり、平均足は陽線が連続、ローソク足>平均足という位置関係となり、上昇トレンドを示すチャートパターンとなっています。
またこの上昇で、フィボナッチが引き直されました。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスライン付近でもみ合って一度は下降しましたが、長い陽線で一気に上に抜けました。
その後長い上ヒゲをつけ、中期のレジスタンスラインを形成してからもみ合って、平均足付近まで下落しています。
平均足の色とローソク足の位置関係からは、上昇トレンドと考えられます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月20日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日はわずかに高値を更新するものの、上ヒゲを伸ばしてほとんど実体がない陰線となりました。
更新された高値に、フィボナッチが引き直されています。
見える範囲の平均足はほとんど陽線で、全体の流れは上昇トレンドと見てよく、なおかつローソク足がその上を推移しています。

<1時間足チャート分析>

1時間足では、ローソク足が平均足の実体部を上から下に抜ける下落を見せており、平均足の色も陰転しています。
これまでのような一時的な押し目として、再度ローソク足が平均足を上回り、平均足も陽転していくか、それとも本格的な下降トレンドになるかに注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月20日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月20日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

日足は3連騰、またも高値を更新する値動きとなり、フィボナッチも新たな高値を基準に引き直されています。
平均足は陽線が連続出現中で、それよりはるか上にローソク足が並ぶ配置は、上昇トレンドを示唆しているといえます。
平均足の実体部が長くなっていき、下方向にヒゲが伸びなくなっている点も上昇目線を補強します。

<1時間足チャート分析>

中期、短期のレジスタンスラインを上方向に突破後、激しく上下動する過程で新たに中期レジスタンスラインを形成し、その後は下降しています。
平均足の色は陽線ですが、ローソク足が平均足の水準に潜り込んでおり、その下にある中期サポートラインまで下落するケースも想定されます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月20日8時10分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
ランキングの9位までがプラス推移、それ以下はマイナス推移となる状況で、US2000が1位、US30が4位、US500が5位、US100が6位と、米国株価指数は全体的に好調です。
1位のUS2000は、前週比の値幅が+52.712、騰落率が+2.73%でした。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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