昨日(2023年7月20日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安になりました。
午前中は主要通貨に対してドルが売られる場面が見られ、ドル円も一時的に円高になりました。
夜になるとフィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表され、市場予想を下回ったものの、同時に発表された前週分新規失業保険申請件数が市場予想よりも良好だったことを受けて、ドルが買われる展開となりました。
なお、中古住宅販売件数や景気先行指標総合指数は市場予想を下回りましたが、市場の反応は乏しく、ドル買い円売りの流れが継続しました。
その後、日付を超えて買い取引が落ち着くと、ドル円はやや円高に戻して1日の取引を終えました。
本日(2023年7月21日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月21日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、137円台半ばと138円付近に厚い買い注文を確認できます。
いずれの水準でもサポートラインを確認できるため、これらが意識されている模様です。
また、140円付近にもやや厚い買い注文を確認できます。
現在値付近に位置しており、円安を期待するトレーダーが一定数いると考えられます。
その一方、厚い売り注文が140円台半ばから141円台半ばにかけて確認できます。
直近高値よりも円安水準であり、レジスタンスラインに注目した注文の可能性があります。
また、139円台半ばから後半にかけて、厚い売り注文があります。
現在値よりも円高水準であり、かつサポートラインの下にあり、近い将来に円高になる可能性を想定していると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月21日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係になった通貨ペアはありませんでした。
その一方、ユーロドル、ポンドドル、そして豪ドル米ドルと強い逆相関になりました。
また、ユーロ円とも逆相関の関係を確認できます。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月21日7時のもの)
直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円はややマイナス圏で安定的に推移し、午前4時ごろにプラスに転じました。
ドルは午前中に大きくマイナスになりましたが、徐々にマイナス幅を縮小し、21時ごろにプラスに転じるとプラス幅を広げる展開になりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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