天然ガス見通し (市況ニュース) :わずかに反落。1時間足チャートでダブルトップを形成(2023年7月24日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年7月21日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.694(-0.001)<-0.04%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

米テキサス州を中心とする地域の記録的高温が続いていますが、NATGASは上値追いとはならず、前日比でわずかに下落しました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ9万6,000の売り越しとなりました。
マイナス幅は前週比で大きくなりましたが、今年に入ってから縮小傾向にあります。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月24日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月24日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

実体が極端に短く、上下にヒゲを伸ばした十字線を形成して引けました。
前日にあたる木曜日とほぼ同水準の高値から下落しており、これは下位時間軸でダブルトップの形成を意味します。
平均足は陰線から陽線に切り替わったばかりで方向感がなく、目先は高値更新に向かうか下落に転じるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

明確な上昇トレンド形成後、高値圏でダブルトップを作って下落した形です。
ネックラインを割り込んだものの反転上昇してリターンムーブしており、強いレジスタンスラインだった水準を再び上方向に抜けています。
その一方、直近の平均足は陰線に転換しています。
目先は、ネックライン水準で頭を押さえられて下落するか、上抜けて高値更新を目指すかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で7基減少し、530基になりました。
6週連続で数を減らしており、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から2基減少して131基となりました。
今年最も多かった3月と比較して、30基以上の減少となっています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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