天然ガス見通し (市況ニュース) :NATGASは2日連続の下落。方向感のない展開が継続中(2023年7月25日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月24日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.686(-0.008)<-0.30%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

NATGASは続落しました。
テキサス州を中心とする地域では記録的な高温が継続しており、これはNATGAS価格を押し上げる要因となります。
しかし、米本土の天然ガス在庫は過去5年間の平均を上回る水準で推移しており、これが価格形成に影響した可能性があります。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月25日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月25日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

高値を更新したものの勢いよく押し下げられ、上下に長いヒゲをつけた十字線となりました。
ローソク足は2本連続で十字線となっており、相場の気迷いを表しています。
また、平均足は実体が短く上下にヒゲを伸ばしており、方向感がありません。
少し引いた目で見ると、平均足の水準を中心としたレンジ相場とも考えられます。
目先は、レンジ中央に向かうか、それとも高値更新を目指すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

2回上値を押さえられた長期レジスタンスラインを一時的に上回ったものの、長い上ヒゲを残す形で下落しました。
現在はローソク足と平均足が絡み合っていて、方向感がありません。
日足ベースの高値と安値の間を行き来するレンジ相場と考えられます。
平均足は陽連中ですが、実体は短く上下にヒゲを伸ばしており、陰線に転換する可能性があります。
目先は、直近の高値と安値のどちらに向かっていくかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で7基減少し、530基になりました。
6週連続で数を減らしており、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から2基減少して131基となりました。
今年最も多かった3月と比較して、30基以上の減少となっています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 天然ガス見通し (市況ニュース) :NATGASは2日連続の下落。方向感のない展開が継続中(2023年7月25日)