昨日(2023年7月27日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):35307.5(-188.0)<-0.53%>
US100(米国100株価指数):15486.4(-42.8)<-0.28%>
US500(米国500株価指数):4543.1(-25.8)<-0.56%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
米国株の主要3指数は、どれも大きく下落しました。
7月27日に発表された4~6月期の米実質GDP速報値は、4四半期連続のプラスとなり、伸び率は市場の予想を上回りました。
また、4~6月期の米企業の決算発表シーズンに本格突入している中、特に注目度が高い大手IT企業であるメタが、7月26日の取引時間終了後に発表した決算は、7四半期ぶりに増益となりました。
その流れでメタは4.4%の上昇に。
こういった背景があって午前中は堅調に推移したものの、利益確定の売りも出やすい展開でした。
また、米国の長期金利上昇により、割高感が意識されやすいハイテク株の売りが強まると、午後には米国株は下落へと転じました。
個別で見ていくと、決算をこの日に発表したハネウェル・インターナショナルは5.7%の下降。
イーベイは、第3四半期の売上高見通しが市場予想を下回ったことから、10.5%の下降となりました。
エヌビディアは0.99%の上昇、マイクロンは5.5%の上昇となりました。
これら半導体銘柄は、半導体製造装置のラム・リサーチが、好調な四半期売上高見通しを発表したことが追い風となった模様です。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上ヒゲではわずかに高値を更新したものの、久しぶりに明確な陰線が出現しました。
フィボナッチの23.6%水準で反発してから、下ヒゲを伸ばしています。
平均足は陽線が連続しており、その上にローソク足が並ぶ展開であることから、大局は上昇トレンドであると考えられます。
<1時間足チャート分析>
平均足が陽線で、その上をローソク足が推移する展開でしたが、長い陰線が一気に平均足を下抜けしました。
一連の下落で中期と短期のサポートラインが重複するラインもブレイクしており、平均足も陰転しています。
このサポートラインがレジスタンス転換する展開も考えられます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日は長く上ヒゲを伸ばす陰線となり高値を切り下げ、2本連続で陰線が並びました。
ローソク足の先端は平均足の水準と重なっています。
平均足は陽線が連続で出現中で、総合的には上昇トレンドと考えられますが、一時的に押し目をつける展開も予想されます。
<1時間足チャート分析>
陽線が並ぶ平均足の上を、ローソク足が推移する上昇トレンドと考えられる展開でしたが、長い陰線が一気にローソク足を下方向に突き抜けました。
平均足も陰転しており、目先は下降トレンドと解釈できそうです。
この下落は中期と短期のサポートラインで食い止められましたが、再度ここにチャレンジしていくかに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、高値は更新したものの長い上ヒゲを伸ばす陰線となりました。
ただし平均足の形を見ると、陽線がずっと続いている上に実体の部分が長く、下ヒゲが伸びていません。
また、平均足の上にローソク足が並んでおり、全体的には上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期、中期、短期のレジスタンスラインを上に抜けながら上昇していたものの、そこから速いペースでの下落となり、平均足の水準をローソク足が割り込みました。
また、このときに中期と短期のサポートラインも下抜けしています。
平均足も陰転したため、目先の流れは下降トレンドと考えられます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月28日7時25分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1~3位をCHINA50、HK50、SING30と、東アジアの銘柄が独占しており、米国株価指数は8位にUS30、9位にUS100、10位にUS500がランクインしています。
とはいえ、前週比の上昇幅は僅かです。
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OANDA Lab編集部
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