天然ガス見通し (市況ニュース) :3日ぶりに反発。日足チャートでレンジ相場を継続中(2023年7月31日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年7月28日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.624(+0.044)<+1.71%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

先週末のNATGAS価格は上昇しました。
米国内での気温は引き続き高く、これが天然ガス需要を支えています。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ9万7,000の売り越しとなりました。
今年3月以降、売り越し数量は減少トレンドにありますが、直近2週間は売り越し幅が連続で拡大しています。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月31日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月31日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

長い下ヒゲの陽線を作って反発しました。
フィボナッチの引かれた上昇波動の61.8%を押し目として上昇した形になっています。
とはいえ、ローソク足と平均足が絡み合う状況が続いており、明確な方向感はありません。
現状、現在値付近を中心としたレンジ相場と考えることができます。
目先は、このレンジの上下どちらに向かっていくかに注目です。

<1時間足チャート分析>

勢いを伴って大きく値動きした下降トレンドが、長期サポートラインで下値を支えられて反発上昇した形になっています。
ただし、上下に大きく振れながら上昇しており、トレンドの明確さはありません。
また、平均足は陽連しているものの上下にヒゲを伸ばしており、相場の気迷いを示しています。
目先は、ローソク足が平均足の上を推移して、明確な上昇の方向性が現れるかどうかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基減少し、529基になりました。
7週連続で数を減らしており、減少トレンドが継続しています。
また、天然ガスは前週から3基減少して128基となりました。
3週連続で数を減らしており、こちらも減少トレンドが継続しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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