先週金曜日(2023年7月28日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:80.72(+0.858)<+1.07%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続伸しました。
7月28日(金)に発表された米PCE(個人消費支出)デフレーターは市場予想よりも低く、FOMC(米連邦公開市場委員会)による政策金利引き上げ見通しが後退しました。
これを受けて米経済に楽観的な雰囲気が広がり、原油需要増加が連想されてUSOILの価格が上昇しました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ22万5,000の買い越しとなりました。
買い越し幅は2020年以降減少傾向にありますが、直近に限ると増加傾向にあります。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年7月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月31日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
陽線を形成し、高値と安値を切り上げながら上昇を続けています。
現在は、下落前の高値水準である80ドル台に到達しました。
平均足は引き続き陽連しており、上ヒゲも伸びているため、買い優勢の状態が続いていることを示唆しています。
このまま上昇を続け、下落前の最高値を越えられるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
4連続で陽線をつけ、直近高値を更新しました。
ローソク足が平均足を下抜いている場面が何度かあるものの、すぐに反発していることから、一定の底堅さを見せています。
一方で、陽連している平均足は上下にヒゲをつけており、大局ではもみ合いであることを示しています。
ここから下落する場合は、平均足の下にあるサポートラインで反発するかに注目です。
上昇を続ける場合は、レジスタンスラインになっている直近高値を明確に上抜けるかです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
6月23日の米国の原油リグ稼働数は前週から6基少なくなった546基です。
直近のWTI原油価格は、上昇を続け、節目となる80ドル台に到達しました。
このまま上昇を続けられるかに注目です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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