昨日(2023年7月31日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安になりました。
先週末の日銀によるYCC(イールドカーブコントロール)修正発表以降、円安の流れが形成されました。
また、日本の長期金利が上昇したことを受けて、日銀は臨時の国債買いオペ(公開市場操作)を実施し、日銀の金融緩和姿勢が改めて示されました。
これを受けて円安の流れが継続し、円は主要通貨に対して全面安となりました。
夕刻以降もドル円の円安傾向は継続したものの、シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を下回ると上昇の勢いは止まり、その後は横ばいの推移になりました。
本日(2023年8月1日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月1日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、138円付近から141円台前半にかけて、厚い買い注文が広がっています。
直近のドル円は円安トレンドであり、これが注目されている可能性があります。
また、142円台後半にも厚い買い注文があります。
これは現在値よりも円安水準であり、レジスタンスラインの上に位置しています。
現在値よりも円安に推移することを想定した注文だと考えられます。
その一方、142円付近に厚い売り注文があります。
現在値付近のサポートラインに位置しており、ドル円の反落を想定した注文の模様です。
また、143円台前半にも厚い売り注文を確認できます。
直近高値よりも高い水準であり、この付近まで円安になることを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月1日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係が強かったのはユーロ円、ポンド円、豪ドル円、そして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月1日7時のもの)
直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨は円です。
円は午前中にマイナス圏に沈むと、さらにマイナス幅を広げる展開になりました。
ドルはゼロ付近のややマイナス寄りで推移し、深夜にマイナス幅を広げる場面がありました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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