昨日(2023年8月1日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安になりました。
ドルは米長期金利の上昇を背景に、主要通貨に対して強い動きで推移しました。
日経平均株価の上昇もこの動きを支援しました。
夜になるとPMI(製造業購買担当者景気指数)改定値が発表され、市場予想と同値になりました。
その一方、JOLTS(雇用動態調査)求人件数やISM製造業景況指数は、市場予想よりも悪い数字となりました。
このためドル円は一時的に下落したものの、米長期金利の上昇傾向を受けて上昇トレンドを維持しました。
本日(2023年8月2日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月2日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、139円付近に厚い買い注文を確認できます。
この周辺にはサポートラインがあり、これが意識されていると考えられます。
また、142円台後半にも厚い買い注文があります。
現在値のすぐ下に位置しており、押し目を想定した注文の可能性があります。
なお、137円台半ばから142円台後半の広い範囲に、買い注文が多数発注されています。
トレーダーの買い意欲の強さがうかがえます。
その一方、厚い売り注文が142円台半ばに確認できます。
現在値よりも下にあり、サポートライン付近でもあります。
このラインに注目が集まっている可能性があります。
また、143円台後半を中心とした価格帯にも厚い売り注文があります。
この水準はレジスタンスラインの上であり、このラインが意識されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月2日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係が強かったのはユーロ円です。
また、ポンド円とも相関関係を確認できます。
一方、強い逆相関関係になったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
豪ドル円とユーロドルとも逆相関関係になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月2日7時のもの)
直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨は豪ドルです。
円はゼロを挟んで上下動する動きとなり、最終的にややプラスで1日の取引を終えました。
ドルは継続的にプラス幅を拡大する展開となり、深夜以降は安定した動きになりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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