昨日(2023年8月2日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円はやや円高になりました。
米大手格付会社フィッチ・レーティングスによる米国債格付の引き下げを受け、世界的に株価が下落しました。
これを受けてユーロ圏の国債利回りは低下し、ユーロ円は円高になりました。
しかし、1時間足チャートのサポートラインを明確に下抜けることはなく、ドル円の上昇に同調してやや円安に戻す形となりました。
本日(2023年8月3日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月3日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、155円台前半から156円台前半にかけて買い注文が集中しています。
直近のサポートライン付近に位置しており、これに注目が集まっていると考えられます。
その一方、特に厚い売り注文が155円付近と155円台半ばに集まっています。
この水準にはサポートラインがあり、また、買い注文の数量を圧倒しています。
売り方はこのラインを意識している模様です。
また、154円付近と154円台半ばの売り注文も特に厚くなっています。
この水準には目立ったサポートラインはなく、いわゆる空白地帯となっています。
円高になる場合、この価格帯を一気に下方向に進むと考えているトレーダーが多い模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月3日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのはポンド円、豪ドル円、そして豪ドル米ドルです。
また、ユーロドルとも相関関係になり、ドル円とは弱い相関関係になりました。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月3日7時のもの)
直近で最も強い通貨は米ドル、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は午後になるとプラス幅を大きく広げる展開となり、夕刻以降はプラス幅をやや狭くしつつも安定的に推移しました。
ユーロはゼロを中心とした動きになり、プラスとマイナスを行ったり来たりしました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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