ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル/円はほぼ変わらず。幅広い価格帯で買い注文が厚い(2023年8月3日)

FXレポート

昨日(2023年8月2日)のドル円動向振り返り

ドル円は円高になる場面があったものの、最終的には行って来いの展開となりました。
米大手格付会社のフィッチ・レーティングスが米国の外貨建て債券格付を引き下げ、これを契機に世界的に株価が下落しました。
このリスクオフの動きはドル円にも波及し、円高で推移しました。
しかし底割れを回避し、また、ADP雇用統計で米国経済の堅調さが確認され、さらに米長期金利が上昇したこともあり、ドル円は持ち直す形となりました。

本日(2023年8月3日)のドル円チャートテクニカル分析

本日(2023年8月3日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月3日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、138円付近と139円付近に厚い買い注文があります。
この付近にはサポートラインがあり、これが注目されている可能性があります。
また、137円台半ばから143円台半ばの広い範囲で、買い注文が多くなっています。
トレーダーの買い意欲の強さが分かります。

その一方、売り注文は144円台前半で厚くなっています。
レジスタンスラインの上に位置しており、このラインが意識されている模様です。
また、140円台半ばにも厚い売り注文を確認できます。
この周辺にはサポートラインがあり、ここまで円高になることを想定した注文だと考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月3日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と弱い相関関係になったのはユーロ円です。
その一方、ポンドドルとは強い逆相関関係になりました。
また、ユーロドルと豪ドル米ドルとの間にも逆相関関係が見られました。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月3日7時のもの)

直近で最も強い通貨は米ドル、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は午後になるとプラス幅を大きく広げる展開となり、夕刻以降はプラス幅をやや狭くしつつも安定的に推移しました。
ドルは一時的にマイナスに沈む場面もあったものの、おおむねプラス幅を拡大し続けました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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