昨日（2023年8月2日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：79.779（-2.423）＜-2.95％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落しました。
大手格付会社のフィッチ・レーティングスが、米国債格付を最上位のAAAから1段階下のAA+に引き下げました。
これを契機にして主要各国の株価指数が下落し、USOILもリスクオフの流れに乗って価格を下げました。
なお、米EIA（エネルギー情報局）が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ1,700万バレルの減少となりました。
これは記録的な数字でありUSOILの上昇要因となりますが、リスクオフの流れが勝る展開でした。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年8月3日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年8月3日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
上昇を続けていましたが、昨日は大陰線をつけて大幅下落。
平均足の上ヒゲに触れて反発したものの、80ドルを再び下回りました。
一方で、平均足は下ヒゲが出始めていますが、陽連して長い上ヒゲをつけていることから、大局では買いが優勢と考えられます。
下落する場合は平均足の上ヒゲもしくは実体でサポートされるかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
直近高値を更新したものの、頭を押さえられて反落。
平均足を下抜いた後は、大陰線を連続させて上昇前の価格水準まで下落しました。
陽連していた平均足は陰連に転換し、長い下ヒゲが出ており、売りの勢いが強いことを示唆しています。
このまま下落する場合は、一度反発したサポートラインで再び反発できるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
7月28日の米国の原油リグ稼働数は529基で、前週よりも1基減少しました。
WTI原油価格は80ドル台まで上昇していましたが、フィッチ・レーティングスが米国債の格付を引き下げたことから、70ドル台まで下落しました。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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