昨日(2023年8月3日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円高になりました。
午前中のユーロ円は、材料難により値動きが乏しい展開でした。
また、日銀が臨時の国債買い入れオペを通知し、大規模な金融緩和の継続を示しましたが、ユーロ円の反応は小さなものにとどまりました。
その後、金融市場の不透明感が高まる中、日米株価が下落するとともにユーロ円も円高になりました。
なお、独仏のPMI(サービス部門購買担当者景気指数)やユーロ圏PPI(卸売物価指数)が発表されましたが、市場の反応は限られました。
本日(2023年8月4日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月4日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、156円台半ばの買い注文が厚くなっています。
この付近にはレジスタンスラインがあり、これが意識されている模様です。
また、155円台前半の買い注文もやや厚くなっています。
この水準はサポートライン付近であり、これに注目が集まっている可能性があります。
その一方、155円付近と155円台半ばの売り注文が特に厚くなっています。
この周辺にはサポートラインがあり、これを意識した注文だと考えられます。
また、154円付近と154円台半ばの売り注文も、特に厚くなっています。
このあたりには目立ったサポートライン等が見当たらず、空白地帯となっています。
この価格帯からさらに円高になる可能性を想定した注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年8月4日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのはドル円、ポンド円および豪ドル円です。
ポンドドルとも弱い相関関係になりました。
その一方、豪ドル米ドルとは弱い逆相関の関係になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年8月4日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はカナダドルです。
円は午後にマイナスになる場面がありましたが、夕刻以降は大幅プラスとなり、それ以降もプラス圏を維持しました。
ユーロは日中の動きがほとんどなかったものの、夕刻以降にややマイナスとなり、その後はマイナス圏で安定的に推移しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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