日本株価指数225見通し(日本株式市場ニュース):JP225は米国債の格下げの影響で下落が続く。明確な買い材料が出ないと上昇は厳しいか(2023年8月4日)

マーケットレポート

昨日(2023年8月3日)の日本株価指数225振り返り

  • 終値:31781(-334.5)<-1.04%>

※OANDA証券が提供する日経平均株価を参照にしたCFD「JP225」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

8月3日のJP225は続落。
約334円の下落となりました。
日本株は海運業、パルプ・紙が主に買われ、非鉄金属、輸送用機器、ゴム製品が主に売られました。
フィッチ・レーティングスの米国債の格下げの影響、そして日米の長期金利の上昇により、売りの勢いが強まったようです。
JP225は32,000円台を下回っており、再び33,000円台を目指すには、明確な買い材料が必要だと考えられます。
なお、本日は米雇用統計の発表が予定されており、市場は様子見ムードとなりそうです。

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年8月4日)のチャートテクニカル分析

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年8月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

3営業日連続で陰線をつけ、勢いよく下落。
ローソク足は平均足を下抜き、先日来の上昇の全戻しとなりました。
一方で、ローソク足に下ヒゲが出ていることから、一定の底堅さはありそうです。
平均足は実体が短く、上下に長いヒゲをつけており、もみ合いを示唆しています。
現在値の位置する安値水準を明確に下抜けすると、下落に勢いがつきそうです。

<1時間足チャート分析>

下落を続けて直近最安値を更新しました。
現在は下落の勢いは一服し、小反発している状況です。
ただし、ローソク足は長い上ヒゲをつけており、上値は重そうです。
平均足は陰連していますが、上下にヒゲを出してローソク足と絡み合っていることから、大局では方向性がなくなりつつあることを示唆しています。
注目はここから上と下のどちらに向かうかで、上に向かう場合は短期のレジスタンスラインと、サポートラインとなっていた水準をブレイクする必要がありそうです。
下に向かう場合は、直近最安値に引かれたサポートラインで反発するかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年8月4日8時のもの)

JP225の騰落率は-3.47%、値幅は-1,142.4円と、前週比で1,000円以上の大幅下落となりました。
また、米国株価指数も下落傾向で、米国債の格下げの影響が出ています。
米ドル/円は昨日よりも円安の勢いが弱まり、143円台から142円台に下落しました。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

またJP225(日本株価指数225)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>JP225(日本株価指数225)リアルタイムレート

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